近年、働き方改革により、男性も育児休暇の取得を斡旋されたり、時短勤務や在宅勤務が可能になったりと、国全体でワーク・ライフ・バランスを見直す風潮が強くなってきていますよね。
しかし、共働きの夫婦間でも専業主婦・主夫の間でも、どうしても女性に負担がかかりがちで、夫婦仲がなかなかうまくいかない、というご夫婦もいらっしゃると思います
そこで、今回は、そんな忙しい共働きご夫婦が納得したうえで家事分担を行い、仲良く夫婦円満に過ごせる方法をご紹介していきます。
まずは話し合いから。夫婦それぞれの役割分担を見える化する
まずは2人でゆっくりと話し合いをしましょう。
すでに、家事の多くを妻が担っていて、それに不満を感じている場合や、これから始まる生活でどのようにして分担していくのか、夫婦で納得して役割分担を決めるようにしましょう。
この章では、家事をどのようにして分担していくのか、手順の例をご紹介していきます。
① 家事の見える化
普段、どんなことを奥さんや旦那さんが行っているのか、メモ書きにしてみましょう。
皿洗いや洗濯、掃除機など目に見える家事はもちろん、無くなったトイレットペーパーの交換など、ほんの細かいことでも書き出すようにしましょう。
② リスト化した家事の時間と労力を共有する
家事を見える化して、リストになったら次は、それにかかる時間と労力、好きか嫌いか、というのをそれぞれで話し合ってください。
夫婦が共に家事の量と時間、労力を分かっていないと、分担する時に認識のズレが発生してしまいます。
③ それぞれが行う家事を決めていく
リスト化して、時間や労力を共有し合った後は、お互いが行う家事を決めていきましょう。
この家事を決める時のポイントは、得意不得意、好き嫌いも話し合って、そこも加味して決めていく、ということです。
「子どもの送り迎え」や「朝ごはん作り」「お風呂掃除」など、色々あると思いますが、その時に「運転は得意じゃないから子どもの送迎はお願いしたい」「料理は好きだから任せて」など、2人の得意分野を生かしながら決めていきましょう。
④ 細かいところまで話し合う
最後に、家事をする時の決まり事や譲れないこだわりも共有しておきましょう。
「落ちているごみは気づいたら拾う」や「お風呂を最後に入った人は鏡を拭く」など、ほんの小さな気づきの積み重ねがお互いの家事を楽にしてくれます。
基本は、旦那さんよりも奥さんの方が家事のこだわりも多いと思います。
奥さんは求め過ぎないように、旦那さんはできるだけ奥さんに合わせる気持ちを大切にして、日々の「見えない家事」も夫婦で分担していきましょう。
頼れるところには頼っちゃう!便利家電と便利サービス
家事の分担をリスト化しても、なかなか計画通りにはいきませんよね。
仕事の都合や体調などもあるので、仕方ないことだと思います。
そんな時、片方は「私はやっているのに」と、また負担が偏ってしまわないように、定期的に話し合うのも大切ですが、便利な家電やサービスは利用できる限り利用していきましょう!
この章では、便利な家電とサービスをご紹介していきます。
【家電】
・洗濯乾燥機
洗った洗濯物を入れるだけでフワフワに仕上げてくれる乾燥機は共働きの夫婦にとって役立つこと間違いなしです。
子育て中の私も、忙しい毎日を助けてくれる、頼れる家電のひとつです。
・お掃除ロボット
毎日人が生活している限り、ほこりは出てきます。
お子さんがいるご家庭は尚更ですよね。
でも毎日朝早くに出て帰ってくるのは夜、という共働きのご夫婦は掃除機する時間ももったいない。
そんな時に役立つのが、お掃除ロボットです。
お留守の間にきれいにしていてくれるので、とっても助かりますよ。
・食洗器
これは、我が家も子どもが生まれてから導入した家電ですが、本当に便利です。
食器を中に入れてスイッチを押すだけですので、食後すぐに遊んで欲しがる息子と一緒に遊ぶことができ、家族との時間も増えました。
【サービス】
・食料品配達サービス
ネットで食品を選ぶだけで、毎週食料品を届けてくれるので、仕事終わりに買い物に行く必要がありません。
会社によっては、子どもが3歳までは配達料金が無料、など様々な特典もついていますので、チェックしてみてくださいね。
・家事代行サービス
お掃除はもちろん、ご飯作りや買い物まで行ってくれる、家事代行サービスは共働きの夫婦の強い味方です。
他にも、子どもの習い事の送り迎えなどのサービスを扱っている会社もありますよ。
まとめ
今回は、共働き夫婦の家事分担についてご紹介してきました。
日本は特に、発展諸外国から見ても女性への負担が大きく「男女共同参画白書 平成29年版(2017年版)」では、日本人の妻の育児と家事に掛かっている時間は平均7時間41分で、夫は1時間7分です。この夫の育児と家事負担時間ですが、他国を見てみると、アメリカは2時間53分、スウェーデンは3時間21分です。
育児や家事に参加してくれようとしている男性が増えていることも事実ですが、まだまだ奥さんに頼りっきりなことも事実です。
育児も家事も、夫婦や家族皆でこなしていけば、誰かひとりに負担が傾くこともありません。
しかし、簡単なようで簡単ではないのが「家事の分担」ですよね。
色んな意見があると思いますし、それぞれの考えがあるとは思いますが、1番大切なのは「夫婦でしっかり話し合う事」だと思います。(我が家も夫婦喧嘩をよくするので、人のことは言えませんが・・・)
お互いが「自分より相手の方がちょっと大変、ちょっと疲れてるかも」という心遣いを大切にして、日々の家事を少しでも楽にして行けたらいいですよね。
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